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札幌手品人の会

今日は午後から、Izumiさん主催の「札幌手品人の会」に参加してきました。会場は、地下鉄南北線北24条駅から歩いて5分ほどのところにある、北区民センター。遠いと言えば遠かったんですが、私の自宅からは地下鉄一本、乗り換えなしで行ける場所でしたので、その意味では楽でした。

参加メンバーは若い子から私より年上と思われる方まで幅広く、最終的には8名。長崎でマジックバーをしているTakumiさんも来られていました。

最初は自己紹介もかねて1人1トリックを演じたのですが、私は事もあろうに、いきなりここで失敗してしまうという。極めて私らしいですね(笑)。

さて前半は、テーマに合わせて各自トリックを1つずつ披露していくという内容。最初は「ダイ・ヴァーノン選手権」。ただしエドワード・マーローとポール・ハリスも可というもの。私は、「Card is found」を演じました。ヴァーノンのセルフワーキングカード当ての傑作だと思います。

実際にいつも演じる時は、加藤英夫さんのワンアヘッドコントロールを使うのですが、今回はあえて原案通り、一切技法を使わずに演じてみました(なるべく原案のままというコンセプトでしたので)。演じてみると、案外そちらでも違和感ないかも知れないなと感じた次第です。

このパートでは、ハリスのリンキングカードが面白かったですね。極めてポール・ハリスっぽいトリックで、これはやってみたくなります。Takumiさんはマーローの「デビリッシュミラクル」を演じておられましたが、流石にプロ。もう手さばきが全然違います。

続いては、「トライアンフ選手権」。トライアンフ自体がそれほど好きという訳ではない私は、フランシス・カーライルの「アップサイドダウンデック」を演じました。トライアンフじゃないだろ、という気もしますが(笑)。ここも各人色々個性が出ていて面白かったです。

その次は「日用品選手権」。私は見ているだけの予定でしたが、輪ゴム1本で急遽参加。厚川昌男さんの「しあわせの書」を使った二段構えのブックテストや、シンプルなティッシュペーパーの復活、それに目を見張る輪ゴムトリックの連続技など、ここもバラエティ豊かで楽しめました。私は、シンプルな輪ゴムの貫通トリックを3つ続けて演じました。普段から演じている一連の流れです。

後半は自由な交流タイム。私は若い子たちに色々見せてもらったり、見せたりしました。若い子は流石に上手いし、基本がしっかりしていますね。それに、色々なタイプの愛好家がいて興味深かったです。

例えば私は数理トリックやセルフワーキングが好きで、物理的不可能現象(カラーチェンジなど)をあまり好まず、確率的不思議現象(偶然の一致とか)を好むタイプですが、自作ギミックを上手く使って面白い現象を起こす方や、マニアックなコイントリックが大好きな方など、個性も様々でとても楽しかったです。

色々見せていただきましたが、ギミック派のMHさんから見せていただいた、普通のバイスクルが一瞬で小さくなってしまうトリックと、最後にまさるさんから見せていただいた、ジョーカーがカードを当てると言いつつ、ラストに意外なオチがつく作品は、「これは面白い!」と思わず声が出ました。

特に後者は、(多分)手法的には難しくないのでしょうが、手順構成とジョーカーとのやり取りの面白さ、それにミスディレクションを上手く使った意外なラストがとても効果的で、これは自分でもやってみたくなりました。次回お会いできたら、詳しいやり方を教えてもらいたいくらいです。

私は、自分自身が「追えない」(やり方が分からない)トリックや妙に現象が複雑なトリックよりも、やり方がたとえ分かっても、現象や演出、構成が面白くてシンプルなマジックの方が好きなのです。追えないか追えるかなんて、一般の方にしか演じない私にとっては、一切関係ない事ですからね(そもそも一般の方には、いつも同じマジックしか演じないし(笑))。その意味でまさるさんのこのトリックは、大変私好みでした。

私自身は、シンプルで分かりやすい効果のカードマジックをいくつか。キャメロン・フランシスの「スライチーズ」、アル・ハニーカットの「ハニーカッター」、アルド・コロンビーニの「マエストーソ」、ジョン・キャリーの「スティッキングアップフォーラリー」、それに最後は冒頭で失敗した自作風トリック。今度はちゃんと上手く行きました(笑)。

これは、多分誰か同じようなやり方を考えているかも知れませんが、あまりキーカードに見えないキーカードロケーションによるカード当てです。システムやフォース、コントロール、キーカードなどの可能性を1つずつ潰しつつ、実はキーカードを利用してしまうというものです。

見せた後、「え、これキーカードじゃないですよね?」と言われたので、まあまあ成功の部類かも知れません。ちなみに後半の当て方は、加藤英夫さんのアイディアを借用しています。もう少し練り込めば、使えるトリックになるかも知れません。

そんなこんなで、午後4時半くらいに会場を後にしました。とても楽しいひと時で、濃いマジックの時間を堪能しました。次回も是非参加するつもりです。何より、若い愛好家の皆さんから、凄く刺激をいただけました。普段は、愛好家の前であえて演じようとは思わないのですが、愛好家の前で演じるとなると、やはりちゃんとしっかり練習しないと、と思わされますから、定期的にこういう集まりに参加するのは、大変意義があると思います。

そのうち、みんなで飲みながらマジック談義なんて楽しそうですよね。忘年会とか新年会があれば、是非参加してみたいなと思っています。ともあれ、今日参加した皆さま、そして主催されたIzumiさん、お疲れ様でした&ありがとうございました! 

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Baroque cards (Aldo Colombini) - 3

今週末は、「札幌手品人の会」です。愛好家の集いに出るのはかなり久々なので、ちょっと緊張します(上手くも何ともないし)。

ただ、色々な愛好家の方とマジック談義ができるのは非常に楽しみです。企画されているうちのイベントのうち、「プロット選手権」(今回はトライアンフがテーマ)は見てるだけにしようと思っていましたが(何せ私はトライアンフがあまり好きではない(笑))、気が変わって参加してみる事にしました。トライアンフがテーマなのに、あまりトライアンフではないものを演じそうですけど(笑)。

では、コロンビーニのノート「Baroque cards」の記事最終回、行ってみましょう。

19. Moderato
現象/デックのボトムカードをマジシャンが覚え、カットしたところのカードを相手に覚えてもらい、2枚のカードを表が合わさるように、デックを半分表、半分裏の状態にする(言葉で表現しにくい!)。デックを確認すると、境目のところにあるはずの2人のカードは消えている。再度デックを確認すると、まずマジシャンのカードが表向きに現れる。表向きに1枚ずつ確認するが、相手の選んだカードはどこにもない。相手の選んだカードの綴りに合わせて、裏向きにカードを配っていくと、綴りの枚数目のところから相手のカードが現れる。

Baroque compositions」に入っているトリックです。ちょっとした工夫で大きな成果が得られるお手本の様なトリック。その分、手順には少し冗長なところもあります。DVDの時の解説でも書きましたが、2人のカードが消えて、先にマジシャンのカードが現れ、観客のカードがない事を示す箇所には、何かしら説得力のある説明をつけたい気がします。

選ばれたカードを現すのは、もちろん綴りの枚数目でなくても大丈夫です。

20. Adagio
現象/1枚のカードを覚えてもらい、デックに戻した後、演者は4つのパイルを作る。各パイルのトップカードが選ばれたカードを教えてくれると言うが、それぞれの情報は全然選ばれたカードを示していない。が、各パイルをまとめて上から落とすと、選ばれたカードが現れる。さらにパケットをスプレッドすると、選ばれたカードのフォアオブアカインドが現れる。

Baroque compositions」に収録されています。奇妙な味わいのカード当てですね。4枚のカードが情報を示しているとする箇所は、実際には全然示していないので、ここは面白く演じてみたいところ。技法も全然難しくなく、すぐにレパートリーにできるでしょう。私もこれはちょっと演じてみたいトリックです。

DVD版とは少しハンドリングが違います(DVDではボトムコントロールのやり方を解説してくれており、これがとても有用)。またDVD版ではいきなりフォアオブアカインドを現しています。ここは好みが分かれるかも知れません。

21. Largo
現象/4枚の青裏のジョーカーが次々赤裏に変わっていく。最後には再び青裏に戻る。

現象説明は簡単ですが、手順は結構複雑です。また、ギャフも使いますし、ジョーカーが合計4枚必要ですから、あまり気軽には演じられません。演じるとしたらパケットケースにでも専用のセットを入れておくしかなさそうです。ギャフを使うため、技法にはさほど負担がないのがいいですね。ピーター・ケインの「ブラッシングジョーカー」に影響されて作られたトリックだそうです。

22. Divertimento
現象/2枚のカードを選ばせ、デックに戻し、カードの表裏も混ぜてしまう。全く関係ないカードが1人目のカードに変わり、更にそのカードが2人目のカードにも変化し、最後にはカードの向きまで揃ってしまう。

トライアンフ現象ですが、表裏混ぜるところは、なかなか面白い手順です。ただ説得力という意味ではどうでしょうね? 別の技法に置き換える事も可能かも知れません。

それと、プロットが少々分かりにくい感じです。カードの変化を見せたいのか、それとも表裏が揃うところを見せたいのか、この手のトライアンフ+αのトリックは、現象がぼやける恐れがあると思います。現象は追加すればいいと言うものではありませんからね。このタイプのトリックで私が演じるなら、カーライルの「アップサイドダウンデック」でしょうね。

23. Scherzo
現象/4枚の青裏のQが赤裏のAに変化し、青裏のQはポケットの中から現れる。

非常にシンプルですが、一般の方に見せるならこれくらいシンプルで分かりやすいトリックの方がいいと思います。準備は必要ですが、レギュラーのカードだけで出来ますから、案外演じやすいかも知れません。ポケットから4枚のQが現れるところは大胆ですが、コロンビーニらしい楽な手法ですね。

24. Sinfonia
現象/2枚のカードを選ぶ(例えばスペードの2と5)。1枚をテーブルに置き、1枚をデックのトップに置くが、いつの間にか入れ替わっている。続いて、2枚ともテーブルの上に置くが、ハートの2と5に変わってしまっている。「わかりにくいから表向きでやりましょう」と言って、ハートの2と5の位置を入れ替えるが、裏返すと裏の色が変化してしまっている。

Baroque compositions」に収録。デイリーのラストトリック風ですが、最後には裏色が変わると言うオチ。最後のスイッチ技法は、錯覚も上手く使った巧妙なやり方です。技法的にもさほど難しくないため、これはレパートリーに入れたくなるでしょう。

なおトリックとは関係ないのですが、「Sinfonia」を「交響曲」と訳しています。しかしバロック音楽の時代に交響曲はありませんから、この訳語は不適切だと思います。バロック時代の「Sinfonia」は、声楽曲の中に入っている器楽合奏曲の意味ですから、「合奏曲」くらいが適切だと思われます。

25. Gavotta
現象/6組のメイト計12枚のカードから、観客が1枚を選ぶ。残りのパケットのカードを1枚ずつ減らして行くと、残った1枚は観客が選んだカードのメイトカードで一致している。

カール・ファルヴスの作品の改案で、ファルヴスらしい数理トリックの小品です。リバースファロー、ダウンアンダーという「いかにも数理」な手続きを2回やらなければならないのですが、一致現象としてはなかなか面白いと思います。こってりした変化現象や移動現象ばかりでなく、こういう小品トリックも粋に演じたいものですね。

26. Fantasia
現象/2人の観客が選んだカードを、名刺を使って当てる。

ビル・サイモンのプロフェシームーブ、プロフェシーフォースと呼ばれる技法のバリエーションを使います。J.K.ハートマンの「A-Dインジケーターフォース」というんだそうです。名刺を差し込んだ場所ではなく、差し込んだ場所から3枚離れた場所にあるというのが、意外とリアリティを高めていて面白いトリックです。

27. Spiccato
現象/デックから適当なパケットを取り出し、それをポーカーハンドを配るように5枚ずつの2つのパイルに配り、1つのパイルのトップカードを相手に覚えさせる。それを3人に対して行った後、無関係な観客にパケットを渡し、その中から3枚のカードを抜き出してもらう。それが3枚の選ばれたカードである。

THe essential Aldo Colombini vol.3」で解説されている、「Barefoot in the park」と同じトリックです。カードを当ててもらう観客を即席のサクラに仕立てるのですが、3枚使う事でその可能性に気付かれにくくしてある辺りが巧妙です。サロンでも演じられて効果が大きい、いいトリックだと思います。

ラストの当て方は、少々慣れが必要だと思いますが(DVDで見た方が、タイミング等分かりやすいかも)、訳者の小林洋介さんが、安全な方法を書いてくれているので、そちらでやってもいいと思います。


という訳で、合計27作品。コロンビーニらしく、分かりやすい現象と無理のない手法のトリックが多く、読むのも楽しいと思います。レストランマジック研究所からは、コロンビーニのノートが何冊か出ていて、私は3冊所有していますが、これが一番お勧めです。

さて、次回の更新は多分、今週末の札幌手品人の会のレポートになるでしょう。果たしてどんな会になるのか、そして私は一体何をやらかしてしまうのか(笑)。乞わないご期待。 

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Baroque cards (Aldo Colombini) - 2

地震から1週間ちょっと。まだまだ余震は続きますが、ようやくスーパーにもある程度品物が並び、それなりに生活が安定してきました。

そして今月末は、Izumiさん主催の札幌手品人交流会へ行ってきます。今回、テーマを決めていくつかのイベントがあるそうで、その1つは「プロット選手権」。テーマはトライアンフだそうです。私は、トライアンフはほとんどレパートリーにはしていないので、ここは見るだけで(笑)。

2つ目は「マジシャン選手権」。今回のテーマは、ダイ・ヴァーノンだそうですが、エド・マーローとポール・ハリスもありらしいです。ちょっとマイナーながらも味わいのある小品トリックを、手に馴染ませて参加するつもりです。

3つ目は「道具選手権」。今回は日用品がテーマらしいですが、日用品を用いたマジックは、極めて当たり前のものしかレパートリーにしていないので、ここも見るだけの予定。

とにかく、奇術愛好家の皆さんと交流できるのが楽しみです。いくつかは演じられるといいなと思っているのですが、基本的に下手なので、肩の力を抜いて気楽にやります。

では、コロンビーニのノート「Baroque cards」の2回目です。

10. Concerto
現象/1枚のカードを覚えてデックに戻させる。4枚のJをデックのトップに乗せるが、1枚ずつ消えていく。その後、デックをリボンスプレッドすると、真ん中に4枚のJが3枚のカードを挟んだ状態で現れる。挟まれたカードの1枚目は選ばれたカードのマークを表し、2枚目は選ばれたカードの数を表し、3枚目は選ばれたカードそのものである。

カニバルカード風。「Baroque compositions」に入っています。挟まれた3枚のカードのうち最初の2枚が、選ばれたカードを表すインディケーターカードというのは、面白い様であり、まどろっこしい様でもあり……。このまま演じるなら、ここには何らかの説得力ある演出をつけたいところです。

もちろん、コントロールの方法さえ工夫すれば、3人の選んだカードを当てる様にも出来ますから、そこはお好みでしょう。

11. Presto
現象/2枚のカードを覚えさせるが、それをスペードの4の不思議な力で当てさせる。

数理的原理&スペリングによるカード当て。カードを選ばせるやり方が、ちょっとストレート過ぎて数理的な匂いを消しきれていない様に思えます。しかも、10枚のパケットからカードを選ばせるのに、チャーリエシャッフルすら行う事が出来ません(カットするか、あるいは別のフォールスシャッフルを使えばいいだけの話ですが)。

とは言え相手に混ぜさせないのでは、「好きなカードを選んだ」と思ってもらえないかも知れません。それではと、パケットのトップカードをパームして、相手に混ぜさせる手もあるでしょうが、こういう技法を使わない小品トリックでそんな事をしたのでは、そこだけ浮き上がってしまいバランスが取れません。

しかし、こういうシンプルでストレートなトリックの方が、案外使い勝手はいいものなのかも知れません。コロンビーニは気に入っているトリックらしいので、一度は演じてみないと真価はわかりませんね。

12. Cantabile
現象/三人にカードを一枚ずつ覚えてもらう。演者は一枚のカードを取り出す。それは選ばれたカードではないが、一人目のカードと同じ色であり、二人目のカードと同じマークであり、三人目のカードと同じ数である。その後デックをスプレッドすると、三人のカードが表向きに現れる。

Baroque compositions」にも収録されていますし、「The essential Aldo Colombini vol.2」で「One for all」としても解説されています。何度も取り上げるという事は、コロンビーニとしてもお気に入りのトリックだったのでしょう。シンプルな方法で面白い現象を起こす、コロンビーニらしいトリックだと思います。こういうトリックは、実演してみないとその価値はなかなか分からないのかも知れません。

13. Grave
現象/4枚のJを使う。1枚のJだけ表向きにするが、なぜか全部裏向きに戻る。何度かこれを繰り返すが、いつの間にか4枚のJは4枚のAに変化しており、3枚のJはデックの中程から表向きに現れる。4枚目のAはデックケースから現れる。

現象は面白いパケットトリックですが、ちょっとハンドリングが混み入っていますから、演じるとなると結構難しいかも知れません。動きに合わせた適切な演出は必須でしょう。主な技法はエルムズレイカウントだけですが、それ以外にも、綺麗に演じるには結構工夫が必要だと思います。ハンドリングは巧妙で面白く(特にラスト)、何かに応用したくなります。

14. Staccato
現象/1枚のカードを選ばせ、そのカードの名前分のカードを配り、もう1枚のカードを決める。デックを表向きにスプレッドすると、2枚目に選んだカードと同じ数字のカードが表向きに現れる。

ビル・サイモンの「インスタントリヴァース」風。ただスペリングを、選ばれたカードを現すのに使うならともかく、1枚のカードを決めるために使うのは、ちょっと日本人の感覚として難しいかも知れません。

15. Affettuoso
現象/1枚のカードを選ばせ、デックに戻してもらう。トップカードを示し、デックの中ほどに差し込む。そのカードのすぐ下のカードを見ると、トップカードになっている。差し込んだカードを確認すろと、それが選んだカードである。

Baroque compositions」に収録されています。キックバックとエスティメイテッドトスを合わせた様なトリック。ギャフカードを1枚使いますが、その分かなり奇妙なインパクトがあります。ギャフは一般的に入手しやすいものですから、これはレパートリーに入れたいトリックの1つです。なお手順の中で、マーローのカバーラップカットを解説してくれています。

16. Maestoso
現象/1枚のカードを選ばせ、2枚の絵札の間に挟む。その状態で3枚をカードケースに入れてしまうが、一瞬で選ばれたカードだけが抜け出てくる。ケースの中には、もちろん2枚の絵札しかない。

これも「Baroque compositions」に入っています。小品ですが、インパクトのある良いトリックです。コスキースイッチという技法を使っています。難しくなく、かつ錯覚の効いた有用な方法ですので是非覚えたいところ。ともあれ、カードケースを使い、手軽な技法でパワフルな移動現象を実現している、素敵なトリックです。脱出イリュージョンの話でもしながら演じれば楽しいでしょう。

17. Capriccio
現象/1枚のカードを選んでもらい、表にサインをしてからデックに戻す。4枚のカードを取り出すが、選ばれたカードは含まれていない。1枚の裏にスマイルマークを書いてから、カードを数えていくと、スマイルマークの数がどんどん増えていき、4枚とも裏にスマイルが現れる。もう一度数えていくと、今度はスマイルマークが減っていき、1枚の裏だけにスマイルが残る。それが選ばれたカードである。

このトリックも「Baroque compositions」に収められています。説明ではスマイルマークのシールを使うとありますが、DVDではスマイルマークをペンで描いています。どちらでもいいでしょう。また、スマイルシールではなく、別の面白いシールを使ってみるのも手です。その場合は、何かぴったり来るストーリーでもつけたいですね。

何にせよ、ちょっとした不条理感と、最後のどんでん返しで、インパクトがありつつすっきりとした不思議を与えてくれる、傑作トリックだと思います。技法もそれほど難しくないので、少しの練習でレパートリーに入れられるでしょう。

18. Spiritosoo
現象/1枚のカードを選んでもらい、3枚のダブルバックカードに選ばれたカードを重ねると、ダブルバックに一瞬で表が現れ、しかもそれは選ばれたカードのフォアオブアカインドである。

またもや「Baroque compositions」に入っているトリックです。それだけこのノートの中盤は優れたトリックが多いという事です(「Baroque compositions」は、このノートの傑作選という事だと思いますから)。

このトリックは、オールバック風ですが、原案に比べて極端にあっさりしています。私はそもそもオールバックというトリックをあまり好まず、しかもオールバックってやたらとくどくどとした見せ方が多い印象なので、これくらいあっさりした改案の方が、見る側には優しいのではないでしょうか。


という訳で、2回目は「Baroque compositions」に入っているトリックだらけという結果になりました。あのDVDをお持ちの方は、このノートは覚え書きとしてもなかなか重宝しますから、入手しておいて損はないと思います。何せコロンビーニのDVDは頭出しができず、目的の解説を探すのには、ちょっとした苦労が必要ですからね。

コロンビーニが各トリックに施しているちょっとした工夫を、見逃さずにぜひ味わってください。派手な現象のトリックは少ないですが(時々派手なのもありますが)、味わい深いトリックが揃っています。

次回でこのノートの解説は完結です。 

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Baroque cards (Aldo Colombini) - 1

9月6日の北海道胆振東部地震で、私が住んでいるところは40時間も停電しました。停電は復旧したものの、日用品を買うにも行列しないといけない状況で、まだ大変です。普通の生活に戻るには、もう少しかかりそうですね。

停電中は、珍しく妻にいくつかマジックを演じました。何せ、それくらいしないと暇で暇で(笑)。私は滅多に妻にマジックを見せることはありません。新しいトリックを試したい時に、ごく稀に意見を求めるくらいです。ともあれ、電気のありがたみを今ひしひしと感じているところです。

さて、先日のゆうきともさんのレクチャーの会場で、2冊のノートを買いました。1冊は、アマチュアマジシャンIzumiさんの「Lots of R&B」。もう1冊はレストランマジック研究所の小林洋介さんが翻訳した、コロンビーニの「Baroque cards」。今回から3回は、コロンビーニのノートをご紹介します。

コロンビーニのトリックって、程良い感じが好きなのです。難易度も適度で、難しい技法を使うものとか、角度が厳しいものはありません。また、不思議さも適度。マニアになっていくと、「不思議であればあるほど、ビジュアルであればあるほどいい」なんて思いがちですが、実際にはそんな事はないというのは、ある程度一般の方に見せれば分かることです。強すぎる現象を立て続けに見せるのは、得策ではありません。

コロンビーニのこのノートには、そんな「ちょうどいい」、そして実用的なトリックが27種類収められています。なおこの冊子から12トリックが、DVD「Baroque compositions」に収録されています。では、頭から順にご紹介します。

Baroque cards (Aldo Colombini)

1. Allegro
現象/4枚の7のカードを使って相手の選んだカードを当てる。更に4枚のAも揃い、加えてスペードのストレートフラッシュも現れる。

リバースファローを使った数理トリックですが、現象はなかなか豪華です。最初のコントロールのところだけ技法を使いますが、あとはセルフワーキング。リバースファローには数理的な香りがするからと嫌う人もいますが、操作に意味を与えて、ギャンブルの話でもすれば、面白く演じられるかもしれません。

ただ、最後に現れるのがロイヤルストレートフラッシュではないのが、ちょっと気持ちよくないですね(4枚のAが直前で現れてますから、ロイヤルフラッシュは現せませんし)。と言って、4枚のAではなく4枚の5が現れたりすると、それはそれで気持ち良くないですし。上手く現象に合うストーリーでも考えられればいいのですが。

2. Fuga
現象/3枚のカードを選んでもらい、テーブルに並べる。それらのカードをジョーカー3枚で当てていく。その後テーブルに置いた選ばれたカードはジョーカーになってしまい、選ばれたカードは別の場所から現れる。

エルムズレイカウントの性質を使った、面白い入れ替わりのトリックです。ただ、ジョーカーが5枚必要です。と言うことはデックが3つ必要になる訳で、ちょっと準備は大変かも知れません。デックを開けたらジョーカーだけ別に取っておけば、準備が可能ではありますが。

ラストは2種類の終わり方を書いてくれています。どちらもなかなか強烈な現象。準備さえできれば、さほど難しくなくかなりパワフルな現象を起こせるトリックですので、やってみたくなるでしょう。

3. Andante
現象/現象/二人の客に二枚のカードを覚えてもらう。別の相手に二枚のカードを選ばせ、それをカードを覚えてもらった二人に見せ、覚えたカードかを尋ねるが、二人とも違うと言う。そこで催眠術をかけると言い、同じカードを二人に見せると、二人とも選んだカードがあると答える。更に、二枚とも選んだカードに変化する。ところが、催眠術が解けると二枚とも選んだカードではなくなる。最後に、二枚のカードが二人の選んだカードに変化する。

The essential Aldo Colombini vol.2」の「Hypno-cards」と同じトリックです。催眠術の演出が面白いですね。技術的にはこれも難しくないのですが、演出をそれっぽくするのは意外と難しいでしょうし、更に技法以外のところが結構難しいと思います。クロースアップよりはサロン向けのトリックだと思いますので、舞台さえ整えば一度演じてみたくなるトリックです。

4. Aria
現象/4枚のAの上に、表向きに3枚のカードを乗せていく。それぞれのパケットをデックのボトム付近、真ん中近く、トップ付近に入れていき、最後のパケットはトップに置くが、一瞬でトップに4枚のAが現れる。

Baroque compositions」にも収められています。エースアセンブリーなのですが、普通のアセンブリーと違い、テーブルが必要ないので重宝しそうです。Aのスイッチがなかなか巧妙。現象も鮮やかで、それでいて難しくありません。最後のブロウアウェイチェンジは、ある程度の手の大きさがないと少し難しいので、別の方法に置き換えてもいいかも知れません。

5. Toccata
現象/相手が選んだカードの綴りに従ってカードを配っていき、そのカードを1枚ずつ減らしていくと、最後に残ったのが相手のカードである。

ダウンアンダーを使う数理トリックです。カードのスートによって細かい手続きが変わるので、ちょっと覚えるのが面等かも知れません。スペルトリックはそもそも日本人には演じにくいものですが、前にも書いたように「スペルには『呪文』と言う意味があるので、英語のスペルで配っていくと不思議な事が起きます」とでも話せば、十分に演じられると思います。

なおトッカータを「即興曲」と訳していますが、この訳には無理があると思います。トッカータは即興曲風のものもありますが、即興曲そのものではありません(即興曲なら「Impromptu」という別の言葉がありますし)。と言って「感触」では意味不明ですし、音楽用語って難しいですね。

6. Sarabanda
現象/2枚のカードを選んでもらい、デックに戻す。デックを3つにカットしてもらい、うち2つのパイルの上に、黒いKを乗せる。デックを1つにまとめ、リボンスプレッドすると、黒いKの下に、選んだカードがある。

Baroque compositions」に収録されています。そちらの解説を見ていただければいいのですが、これも簡単で大変効果的なマジックです。カットはどこでしてもらっても大丈夫ですので、不思議さをかなり感じられると思います。手柄を観客に与える事もできるこの手のトリックは、是非いくつか覚えておくべきです。

7. Pastorale
現象/相手にデックをカットして一番下のカードを覚えさせる。そのパケットは相手によくシャッフルさせた上でデックに戻す。この不可能な状況で選ばれたカードを当てる。

これは大変不可能性が高いカード当てです。マジシャンが見て不思議がるタイプのトリックでしょう。何せ、相手がパケットをシャッフルしてしまいますからね(どんな混ぜ方で混ぜられても大丈夫です)。解説を読んで、その方法に感心しました。これは頭のいい方法です。

ただ、カード1枚当てるのに結構大変な準備をしないといけないので、気軽に演じられるものではありません。しかし、愛好家の集まりでマニアを煙に巻くにはいいかも知れません(大変不可能性が高いので、普通の人に演じてももちろん効果的でしょうが)。この原理の応用を考えてみるのも楽しいでしょう。

8. Minuetto
現象/相手に2枚のカードを自由に選んでもらう。その2枚のマークと数字から導かれたカードが、デックの中で1枚だけ表を向いている。

手順は長いのですが、それほどややこしい事はしていません。こういう、少し考えさせるような手順は好みです。ブラウエリバースという技法は、自然に見えるとは言い難いので嫌う人も多いようですが、前準備として使うなら十分使えると思います(私は結構手順中でも使う事を厭いません)。

冷静に考えれば、カードをフォースしているだけなのですが、フォースとリバースの現象を作るための手順を、無理なく上手く組み合わせ、効果的なトリックに仕上がっていると思います。

9. Vivace
現象/4枚のKを使う。デックを好きなところから4つに分けてもらい、その上に1枚ずつKを乗せていくが、そのうちの1つのパイルの上から、4枚のKが現れる。更に、4つのパケットの上からそれぞれAも現れる。

Baroque compositions」に入っており、この冊子の中でも一二を争う傑作だと思います。スペクテイターカッツジエーセズとエースアセンブリーを合わせたような現象ですが、2つの現象がとても上手く融合しています。リセットなど、8枚のカードを使う手順に繋ぐのに、最適な手順だと思います。私もとても気に入っていて、愛用しているトリックです。


今回は最初の9作品をご紹介しました。ちょっと手順が長い作品もありますが、(小林洋介さん言うところの)「観客のサスペンスを刺激して答えを期待させ」る演出にすれば、変にクイックでビジュアルなトリックよりも、使い勝手がいいトリックになる場合も多いと思います。

そういう、自分なりにトリックを練り上げる楽しみを持ちながら読むと、このノートはとても楽しく読める「宝の山」だと思いますよ。

次回も9トリックをご紹介します。 

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Expert coin magic made easy vol.2 日本語字幕版(David Roth)

今日から9月。札幌はすっかり涼しくなりました。そして、先日のゆうきともさんのレクチャーの興奮が覚めやらない毎日ですが、9月の末には札幌のマジシャン交流会があるそうで、これにも参加してみたいなと思っています。

下関にいた頃は「山口マジシャンズチームレア」(面白すぎるプロマジシャンまんぼうさん、FISM入賞の高重翔君も、「レア」のメンバーでした)に参加していまして、色々と演技を見せ合ったりしたものですが、愛好家同士で演技を見せ合うって、普通の人の前で演じるのとはまた違う視点が持てて、これはこれでいいものです。

ただ、私はあまりマニアック過ぎるのは好きではないですし、取り立てて上手い訳でもないので、愛好家の前で演じるのは基本的に尻込みするタイプなのですが、愛好家仲間が出来れば今後の札幌でのマジックライフも楽しくなるでしょうし、都合をつけて参加する予定です。

では、今回のDVDレビュー。個人的に「一般の人の前で、仕掛けのないコインでマジックをやるなら、これだけあれば他は要らない」とすら思っている、デビッド・ロスの2巻目です(これと後はマイケル・アマーの「Easy to master money miracles」があれば十分)。2巻目も、実用的な演目、美しい演技と、見所たくさんです。

Expert coin magic made easy vol.2 日本語字幕版(David Roth)

1. コインスルーハンド (Coin through hand)
現象/コインが手の甲を貫通して下に落ちる。もう一度やるとコインは消えてしまう。

基本技法のみで達成されていますが、ロスのクラシックパームバニッシュは非常に綺麗です。とても真似できそうにありません。予備動作なく、完璧なクラシックパームができないといけませんからね。

もちろん、クラシックパームでなくてもこの現象は実現できるのですが、クラシックパームのコインの位置が、「貫通」を示すのにちょうどいい上、指も広げた状態でできますから、本当に通り抜けたように見えます。ロスの演技を見ていると、クラシックパームバニッシュを練習したくなりますね。

2. ハンギングコイン (Hanging coins)
現象/4枚のコインを使い、1枚ずつ空中の見えないフックに引っ掛けて消していく。最後は4枚がいっぺんに現れる。

名作ですが、ちょっと現象が複雑で、上手く演じないと見た人が混乱を起こす恐れがあると思います。以前結構練習し、レパートリーにしていた事もあるのですが、見せ方が難しいため、今ではあまり演じる事はありません。

エッジグリップという独特のコインの隠し方が学べますので、練習する価値があるトリックだと思いますが、人前で演じるかどうかと言われると、それはまた別の問題ですね。が、改めて見てみると、最近流行りの複雑なコインマジックよりは、よほど観客に優しいような気もするので、改めて練習してみたい気がしてきました。コイン4枚だけで演じられるというのは、結構重宝しますしね。ロスの見せ方は流石の一言です。

3. コインプロダクション (Production of coins)
現象/空の手から4枚のコインを次々取り出す。

カードと違い、コインは現象説明が単純でいいですね(笑)。ここではカールパームという技法を学べます。カールパームとエッジグリップは相性のいい技法ですね。方法自体はシンプルですが、ここで使われる独特のシャトルパスを自然に見せるのは、なかなか大変かも知れません。上手く演じられれば、クリーンで不思議です。

4. ワイルドコイン (Wild coin)
現象/4枚の銀貨が、1枚ずつ銅貨に変化する。それをカップに入れていくが、最後の1枚だけは銅貨に変化させたり戻したりした後、銀貨のままコップに入れると、カップの中のコインが全部銀貨に戻る。

コインの変化を4回見せ、最後に戻るだけですが、変化のさせ方がバラエティに富んでいるので、見ていても意外と退屈しません。最後はスペルバウンドの変化から、4枚が全部戻るというオチ。これは私もお気に入りのトリック。ちょっと改まった場で演じる事が多いです。カップを使う事で音によるイリュージョンが大変効果的に効き、とても受けがいいトリックです。

字幕の「シャトルパスもどき」が面白いです(笑)。さほど難しい技法は使っていませんが、流れるように美しく演じないと、なかなか変化したように見えません。こういう手順は、いつも練習して、コインを美しく扱えるようになれればと思っていますが、なかなか難しいですね。

5. コイントゥカップ (Coins to cup)
現象/4枚の銀貨を左手に持ち、右手にカップを持つが、コインは1枚ずつ右手のカップの中に移動していく。

コインズアクロスにカップを使っただけで、原理としてもウイングドシルバーと同様のワンアヘッドなのですが、これも音がとても効果的。ウイングドシルバーと違うのは、シャトルパスを繰り返すのではなく、フリクションパスを使う点です。シャトルパスに比べると、楽で自然にできるでしょう。

ただ、右手でコインを扱いつつ、もう1枚をクラシックパームするというのは、ちょっと難易度が高いです。また、ラストでは右から左へのシャトルパス、さらにスパイダーバニッシュを使います。意外と凝った手順です。

6. コインスルーザテーブル (Coins through the table)
現象/4枚のコインが1枚ずつテーブルを通り抜ける。

WGMのCoins through the tableに収められたアル・ベイカーの手順とはちょっと違います。2枚が移動したところで、コインを握った拳を振って、音をさせているのですね。これは巧妙な工夫です。そしてラッピングを使います。アクロバティックで角度に弱いコインマジックが大流行の最近では、ラッピングは流行らないのかも知れませんが、ちゃんと使えば非常に強力ですので、是非とも覚えましょう。

また、コインを貫通させる時の手の位置のちょっとしたアドバイスも、とても勉強になります。クラシカルなマジックですが、クラシックならではの風格があります。こういうトリックも、1つはきちんと演じられるようになっておきたいものです。

7. スペルバウンド (Spellbound)
現象/銀貨が銅貨に変化し、また銀貨に戻り、それを繰り返す。

要はコインを持ち替え、それを繰り返しているだけなのですが、それだけに見せ方が大変難しいトリックです。私は、「コインを持ち替えた」ではなく、「コインが魔法のように変化した」ように見せる自信があまりないため、この手のトリックを単体で見せる事はまずありません(上のワイルドコインのように、手順の途中で変化を見せる事はありますが)。

繰り返し現象だけに、使われている技法もなかなか巧妙。単純にフレンチドロップポジションで置き換えるというのを繰り返す、なんて事はしません。特に最初のバックピンチは、初めて見た時は驚きました。その後のフラッシュチェンジもとても美しく、ロスの演技は本当の魔法に見えます。

観客とのやり取りもあって、ただの変化現象の繰り返しになっていないのが面白いところ。私はなかなかこういうのを演じる勇気がないですが、こういう手順を手に馴染ませると、コインの扱いがワンランク上がりそうです。


手順は以上です。他にも、ワンハンドスペルバウンドの解説もあります。これはかなり難しいです。私には真似できません。コインマンの技術って凄いですね。

そして、この巻ではリテンションパス(リテンションバニッシュ)も解説されています。私はこのDVDでリテンションパスを覚えたので、右手の指はある程度動きます。最近は右手の指が動かないリテンションパスが流行していますが(私はそちらはできないのですが)、右手の指が全く動かないリテンションパスって、状況によってはちょっと不自然に見える事があるように思います。

何故なら、右手のコインを左手で掴んで取るなら(つまり左手がメインであれば)、右手の指が動かなくても自然ですが、右手のコインを左手に渡すのであれば(右手がメインであれば)、右手の指が全く動かないのは逆にちょっと不自然で、ある程度動いた方がいいように思うのです。使いどころなのかも知れませんね。

それはともかく、手順の細かいところまでロスの工夫が凝らされており、教え方も実に丁寧。覚えれば一生物の手順ばかりです。そんな素晴らしい解説を、日本語字幕付きで見られるのですから、いい時代です。コインが好きな人は、マッスルパスとか、そんな技法をやる前に、まずロスのこのシリーズを買いましょう。 

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